荒木 暉
東京都千代田区神田神保町3丁目5番地住友不動産九段下ビル7階2024年08月23日(金) 18:21
#事業譲渡 #事業承継 #M&Aアドバイザー選び #株式譲渡
ストックオプションを従業員に付与している場合のM&A対応については、様々なケースが考えられます。多くの場合、M&Aの完了時に未行使のストックオプションの権利確定を前倒しする、いわゆる早期権利確定が行われます。
あるいは、既存のストックオプションを買収企業の株式や新たなストックオプションと交換することもあります。場合によっては、ストックオプションの価値を現金で支払い、オプションを消滅させる方法を取ることもあります。
稀ではありますが、既存のストックオプション制度をそのまま維持する場合や、条件によってはM&A完了時にストックオプションが失効することもあります。
重要なのは、これらの処理方法がM&Aの交渉過程で決定されることです。また、従業員のモチベーション維持や人材流出防止の観点から慎重に検討される必要があります。さらに、税務上の影響も考慮しなければなりません。
処理方法によっては、従業員に予期せぬ税負担が生じる可能性もあるため、税理士との相談が不可欠です。M&Aを検討される際は、早い段階でストックオプションの取り扱いについて弁護士や税理士に相談し、最適な方法を検討することをお勧めします。
各ケースに応じて適切な対応を取ることが、円滑なM&Aの実現につながります。
2024年08月24日(土) 19:26
#事業譲渡 #事業承継 #価格算定・バリュエーション #M&Aアドバイザー選び #株式譲渡
2024年08月25日(日) 13:55
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2024年08月25日(日) 16:48
#事業譲渡 #株式譲渡 #事業承継 #M&Aアドバイザー選び
はい、アクハイヤー(人材獲得を目的とした買収)は実際にあります。特に、技術革新の速い業界や、専門性の高い人材が不足している分野では、珍しくありません。御社のような状況、つまり売上は少ないが優秀な人材を抱えている場合、アクハイヤーの対象となる可能性は十分にあります。
ただし、アクハイヤーの場合、企業価値の評価は通常とは異なります。主に人材の質、専門性、市場での希少性などが重視されます。また、これらの人材を長期的に維持できるかどうかも重要な要素となります。
アクハイヤーを検討する買い手を見つけるには、貴社の人材の強みを明確に示し、彼らがどのように買い手の事業に貢献できるかを具体的に説明することが重要です。また、人材流出を防ぐための施策も同時に検討する必要があるでしょう。
2024年08月12日(月) 15:05
#事業譲渡 #株式譲渡 #事業承継 #価格算定・バリュエーション #M&Aアドバイザー選び
これは難しい状況ですが、以下のようなアプローチが考えられます。
まず、現在の市場環境や会社の状況を客観的に説明し、なぜこの買収オファーが最善の選択肢なのかを明確に示すことが重要です。次に、この買収が会社の長期的な成長や価値向上につながる可能性を説明します。
例えば、買収後のシナジー効果や、より大きな組織の一部となることでの成長機会などです。また、他の選択肢(例:独立継続、他の買収者の探索)とそのリスクについても説明し、比較検討することも有効です。
さらに、VCやエンジェル投資家にとっての出口戦略の一環として位置付けることも考えられます。場合によっては、買収価格の一部を将来の業績に連動させる条項(アーンアウト条項)を設けることで、投資家の理解を得やすくなる可能性もあります。
最後に、全ての投資家に対して公平かつ透明性のある形で情報を共有し、意思決定プロセスに参加してもらうことが重要です。
2024年08月18日(日) 17:12
#事業譲渡 #株式譲渡 #事業承継 #M&Aアドバイザー選び
はい、売上規模が小さくても売却は可能です。売却の可能性は売上規模だけでなく、様々な要因に依存します。
例えば、高い成長性、独自の技術やノウハウ、強固な顧客基盤、優秀な人材などが評価のポイントとなります。また、買収側企業にとって戦略的な価値がある場合(新市場への参入、技術獲得など)も売却の可能性が高まります。
小規模企業のM&Aでは、大企業同士のM&Aとは異なる評価基準が適用されることもあります。例えば、オーナーの個人的スキルや人脈なども重要な要素となる場合があります。
売却を検討する際は、自社の強みを明確に把握し、それをどのように買収側に価値をもたらすかを具体的に示すことが重要です。また、適切な買い手を見つけるために、業界内外の様々な企業とコンタクトを取ることも有効です。
2024年08月27日(火) 10:37
#スタートアップ #事業譲渡 #株式譲渡 #事業承継 #M&Aアドバイザー選び
まず、そのベンチャー企業の成長性と将来性を十分に精査することが大切です。可能であれば、買い手企業の決算書や試算表を開示してもらい、キャッシュの残高や毎月の固定費を把握して、どの程度のランウェイ(企業がキャッシュ不足に陥るまでの残存月数)が確保されているかを確認しましょう。
一方で、設立間もないとはいえ、高い成長率や革新的な技術、優秀な経営陣を持っているケースも少なくありません。むしろ、そういった企業と一緒になることで、従業員にとって新たなキャリアの機会が生まれる可能性もあります。
次に、買収後の統合計画をしっかりと確認することです。従業員の処遇や役割、会社の文化の融合についてどのように考えているのか、具体的な計画を聞き出すことが重要です。また、従業員の雇用保証や待遇維持について、契約書に盛り込むべきです。
さらに、従業員とのコミュニケーションも重要です。M&Aの目的や期待されるシナジー、従業員にとってのメリットなどを丁寧に説明し、不安を払拭することが大切です。
最後に、条件が悪くないとのことですが、金銭的な条件だけでなく、貴社の企業理念や価値観がベンチャー企業と合致するかどうかも重要な判断基準になります。
このような観点から総合的に判断し、もし従業員の将来に良い影響を与えると確信できれば、それは会社と従業員双方にとって素晴らしい機会となる可能性があります。慎重に検討されることをお勧めします。
2024年08月17日(土) 17:09
#事業譲渡 #株式譲渡 #事業承継 #M&Aアドバイザー選び
ストックオプション(SO)は、必ずしもIPOだけでなく、M&Aの際にも価値を実現できる可能性が十分にあります。M&Aにおけるストックオプションの扱いは、主に以下のようなパターンがあります。
現金化:買い手企業が、未行使のストックオプションの価値(通常、買収価格と権利行使価格の差額)を現金で支払うケースです。これが最もシンプルで直接的な方法です。
買収企業のストックオプションへの置き換え:現在のSOを買い手企業の株式やSOに置き換える方法です。この場合、即座の現金化はできませんが、将来的な価値の実現可能性は残ります。
アクセラレーション(権利確定の前倒し):M&Aを機に権利確定期間を前倒しし、即座に行使可能にする方法です。これにより、M&Aのタイミングで株式を取得し、それを買収企業に売却することで現金化できます。キャンセル&再付与:新たな条件で再付与する方法です。
実際にどの方法が採用されるかは、買収企業との交渉や、貴社の経営陣の判断によります。多くの場合、経営陣や従業員のインセンティブを維持するため、何らかの形でSOの価値を保護しようとします。
ただし、注意点として、SOの条件や会社の定款、株主間契約などにSOの取り扱いに関する規定がある場合もあります。
これらの文書を確認し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。
平日09:30~18:30