譲渡額
非公表
売上高
非公表

人材/SES業界の事例

人材系企業のM&A成功事例

エリア
関東
オーナー
40代
売却検討理由
事業の成長発展
スキーム
株式譲渡

髙橋 諒大

株式会社maXアドバイザリー

会社や事業の売却を検討されている方は、既に「このようなところに売却したい」「このようなところに任せたい」といったご希望をお持ちだと思います。その中で、仲介業者を活用することで、自身が想像もしていなかったお相手とマッチングできる可能性があります。「可能性を広げる」という意味でも、仲介業者は活用すべきだと思います。しかし、手数料がネックとなり、利用をためらわれる方もいらっしゃると思います。そこで、弊社では売り手様も手数料を0円にし、気軽にM&Aをご検討いただけるようにしています。仲介を使う意味をご理解いただき、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。

案件の概要:人材系企業の譲渡背景 成長政略としての譲渡

ー ディールの概要を教えてください。

売り手様は人材系の企業様で、買い手企業も同業で上場企業様のM&Aでした。


ー 売り手のオーナー様はどのような背景からM&Aをご検討されていたのですか。

売り手様は、会社の成長を考えてM&Aを検討されていました。非常に魅力的なサービスを提供されており、上場しようと思えば実現できる状況でした。会社規模はそれほど大きくありませんでしたが、上場企業が「買いたい」と考えるほどの魅力がありました。買い手候補様もたくさんいらっしゃった記憶があります。

売り手オーナー様は豊富なアイデアをお持ちで、新しい企画や仕組みづくりに非常に長けていらっしゃいました。一方で、営業活動を通じた新たな顧客開拓や、経営戦略に基づいたPRや「集客」といった経営よりの部分は、やや苦手とされていました。そこで、ご自身の足りない部分を補うために、M&Aを検討されていらっしゃいました。


譲渡の決断:最後の最後まで揺れ動いた決断

ー 今回の案件で最も印象に残っているポイントを教えてください。

売り手様はサービスも良くて順調に成長している会社だったため、実はオーナー様は最後の最後まで譲渡する決断ができませんでした。 もちろん最初は「譲渡したい」という気持ちでスタートしたのですが、プロセスが進むにつれて現実味を帯び、「本当に譲渡していいのかな」と悩まれるようになりました。周囲の方に話を聞く中で、「譲渡しない方がいいのではないか」と気持ちが大きく、揺れ動くこともあったそうです。最終的には「譲渡する」という決断を下されたのですが、決断に至るまでのプロセスは印象的でした。

ー 最終的にどのような理由で譲渡を決断されたのですか。

買い手様が魅力的であったことも大きな要因ではありましたが、一番の決め手となったのは会社の根本的な考え方やサービスづくりにおける方向性が合致していたことでした。トップ面談や会食を重ねる中で、「譲渡するのであれば、この企業がベストだ」と感じられたのだと思います。何度も話をする中で、「こういうふうにしていきたい」という希望が次第に明確になっていき、具体的な未来予想図が描けるようになっていったことが、大きな後押しとなったようです。

maXアドバイザリー 高橋様

成功の要因:共有するビジョンが成功を引き寄せた理由

ー 今回の案件が成功した要因はどこにあるとお考えですか。

売り手様と買い手様の接点を増やしたことが、成功の要因だと考えています。接点を増やした理由は、お互いの考え方や方針が同じ方向を向いていることを、より分かっていただきたいと思ったからです。
おそらく、お互いに考え方や方針が一致している認識はあったと思います。ただ、「一緒になったらどうなるのか」という具体的なイメージまでは、描けていないように感じました。

そこで、譲渡後に一緒に働く予定の方々との面談をセッティングするなど、様々な方をアサインして売り手様と直接お会いする機会を作りました。売り手様に未来図をイメージをしていただけるような材料をアレンジしながらたくさん提供できたことが、成功の鍵になったと思います。


売り手オーナ様が満足した理由とは 

ー 売り手オーナー様が満足されたポイントを教えてください。

今回のM&Aは、売り手様の自由度が比較的高い成約事例でした。売り手オーナー様は、譲渡後も代表者として残られています。また、中小企業には独自の文化がありますが、買い手様が「そのままでいいよ」と尊重する姿勢を示してくださったことで、文化も守りながらM&Aを実現することができました。このような形で進められたことが、売り手様の満足につながっていると思います。


人材業界でM&Aを検討されている方へ

ー 人材業界や成長戦略の一手としてM&Aを検討されている方へメッセージをお願いします。

仮にM&Aを行うのであれば、「このようなところに売りたい」「このようなところに任せたい」といった希望をお持ちだと思います。その中で、仲介業者を活用することで、自身が想像もしていなかったお相手とマッチングできる可能性があります。「可能性を広げる」という意味でも、仲介業者は活用すべきだと思います。しかし、手数料がネックとなり、利用をためらわれる方もいらっしゃると思います。そこで、弊社では売り手様も手数料を0円にし、気軽にM&Aをご検討いただけるようにしています。仲介を使う意味をご理解いただき、ぜひお気軽にご相談いただければと思います。