- これまでのご経歴をお願いします。

畦田様: 有限責任監査法人トーマツのグループ会社である、トーマツ イノベーション株式会社に新卒で入社し、中小企業様向けの人事コンサルティングを中心に行っておりました。

その後、2019年に白潟総合研究所株式会社の大阪支社の立ち上げに関わり、人事コンサルティングをメインに担当しておりましたが、業務に取り組む中でM&Aのニーズが高まりました。例えば、採用コストをかけても優秀な人材が確保できないため、企業買収を希望する企業様や、個人保証や株の問題でスムーズに後継者に引き継ぐことができないために、第三者への承継を希望する企業様です。

これらのニーズに応えるために、2020年に白潟総研グループ内でM&A支援を行う、M&Aイノベーション株式会社を設立いたしました。

- 会社としての強みを教えていただけますでしょうか。

畦田様: 通常のM&A仲介だけではなく、M&A後の組織統合（PMI）に関するコンサルティングも含め、一気通貫でご対応できることが大きな強みです。また、他社様との違いとして、小規模のM&Aに特化している点が挙げられます。弊社では譲渡金額が1億円以下の案件を多く扱っておりますが、大手の仲介会社様では数千万円の手数料が必要なため、譲渡金額が大きな案件が中心になります。

日本の後継者問題を解決するために、弊社では可能な限り価格を抑え、小規模な案件に特化して取り組むこと目指しております。その結果、約半年以内にご成約に至ることが多く、他社様よりも迅速にご対応をさせていただいております。

- ご自身の強みについて教えていただけますでしょうか。

畦田様: 様々な業界に対応しておりますが、IT業界、運送業、建設業、介護・福祉系の4業界を多く担当させていただきました。

個人的な強みとしては、売り主様と買い主様のどちらか一方に偏らず、両者のバランスを見極める力や、両者が満足いただける結果に導く交渉力が私の強みです。

- ご自身のスキルやマインド面、M＆Aアドバイザーとしての強み、仕事に取り組む姿勢で大切にしていることがあれば教えていただけますでしょうか。

畦田様: 売り手様と買い手様が共に良い条件で、本当に満足いただける結果になるように心がけております。

良いお相手様ではない場合でも、他社様は無理に案件を進めようとすることもあると思いますが、私はそれは良くないと考え、弊社メンバーにもそういった場合はお断りするように伝えております。

- これまで携わられてきたM＆Aのディールの中で印象に残っている、あるいは象徴的なエピソードがあれば教えていただけますでしょうか。

畦田様: まもなく成約する、ネイルサロンの事業譲渡の案件が印象に残っております。単に1店舗の譲渡ではなく、売り主様と買い主様の双方にとって満足いただけるように、譲渡後の事業提携も含めご提案させていただきました。

具体的には、売り主様は強みのあるブランドでしたので、ブランドや店舗を残すためにFC契約をし、買い手様が挑戦したいビジネスと掛け合わせて事業形態を変え、事業を大きくする提案です。

双方にシナジーを生み出す形での提案をさせていただいたので、成功すれば、とてもインパクトのあるビジネスになると思っております。そのため、事業シナジーについては注力して自ら考え、ご提案をしております。

- お仕事以外のお話になるのですが、プライベートの趣味や好きなこと、休日の過ごし方についても教えていただけますでしょうか。

畦田様: 趣味は旅行です。弊社はゴールデンウィークや夏休み、冬休みで2週間ほどの長期休暇があります。日々の環境と違う場所に行くことは、頭がスッキリし、新たなアイデアを考えることができるので、休暇のたびに旅行に出かけております。

また、よく沖縄に旅行するのですが、海辺で本を読み、ゆっくりと過ごすのが好きです。

- ご自身のこと、会社について今後の展望を教えていただけますでしょうか。

畦田様: 会社として、小規模仲介の領域でブランディングを行うことや、PMIを含めた一気通貫のM&Aをさらに伸ばすことを目指しております。

また、自身でM&Aを行うこと、ファンドを立ち上げPEファンド（プライベート・エクイティ・ファンド）を行う新規事業を、3年〜5年以内に実現しようと考えているので、M&Aイノベーション株式会社は誰かに任せて、個人として新しいことに挑戦していきたいと考えております。

- 最後に一言お願いします。

畦田様: 自社が売却可能かのご相談や、他の仲介会社様に相手にされないご相談など、小規模仲介は弊社が特化してご対応できる領域です。

是非、色々なお声がけをいただければと思っております。