酒井様: 大学卒業後、最初の4年間は輸入車ディーラーに勤務しておりましたが、その後、縁あって外資系保険会社に転職し、フルコミッション(完全歩合制)の営業職として9年間従事いたしました。
その後、保険会社の代理店として独立し、現在の会社の前身となる企業を設立いたしました。
代理店経営を行う傍ら、FP(ファイナンシャル・プランナー)の資格を取得し、FP事務所として保険商品に加え、NISAをはじめとする証券も取り扱いながら、ライフプランニングを中心に2020年まで業務に取り組んでおりました。
また、2016年から約3年間、全く異なる分野である介護業界に参入し、デイサービスの経営に携わっておりました。この事業は2020年4月、ちょうどコロナ禍が始まった時期に売却いたしましたが、事業売却の際にM&A仲介業者があまり熱心ではありませんでした。
法人関係のファイナンシャル・プランナー(FP)としての経験があったため、自ら売却の支援を行った方が、同じ立場の方々をより効果的に支援できるのではないかと考えたことが、M&Aに携わるきっかけとなりました。
現在は主に介護業界、特にデイサービスを中心に、年間2〜3件の成約を支援させていただいております。
酒井様: これまでに成約に至った案件はすべてデイサービスに関するものであり、中にはフランチャイズ契約に関する案件も含まれております。
私自身、フランチャイズで経営していた経験があるため、フランチャイズからの離脱方法や本部との交渉方法についてもアドバイスが可能です。フランチャイズの有無に関わらず、案件をお請けしております。
また、施設規模や売却規模が比較的小さい、いわゆる「スモールM&A」を得意としております。
酒井様: 私の強みは、デイサービスを経営していた経験から、経営者様の気持ちを深く理解できる点にあります。
また、介護業界では慢性的な人手不足が続いており、私自身も送迎の運転手として現場に携わった経験がございます。その際、高齢の利用者様の介助や、初対面の入所者様との交流を通じて、現場を深く理解することができました。
この現場での経験を踏まえ、売主様と向き合えることが、私の最大の強みであると考えております。
酒井様: 売り手様には大きく分けて二通りの方がいらっしゃいます。
一つは、事業が順調ではあるものの、高齢により事業を手放したいという方。もう一つは、良い事業を残しつつ、悪い事業を手放したいという方です。
後者の場合、非常に追い詰められている方も多く見受けられますが、そのお気持ちは、私自身の経験からよく理解できるため、常にお客様の心情に配慮しながら対応しております。
ほとんどの売り手様にとって、売却は初めての経験であり、不安を抱えていることが多いため、常にフォローをしながらご支援することを心掛けております。
酒井様: 経営的に追い詰められた施設の売却案件がありました。
当初、私が試算した売却価格よりも高い価格をお客様が希望されたため、その価格で案件を進めましたが、予想外にも多数の企業からオファーがあり、最終的には競り上がり、かなり高い金額での売却が実現しました。
もともと、事業の債務を帳消しにできれば良いと考えていたところ、他の事業の債務も併せて償却できたことで、売り手様に大変喜んでいただけたことが非常に印象に残っております。
酒井様: ジムに通い、趣味として週に2回、ウェイトトレーニングに取り組んでおります。
また、いとこがオペラ歌手であることもあり、何度も舞台を観に行くうちに自分でも挑戦してみたいと思い、近隣の先生を探して毎週末に声楽のレッスンを受けております。
通い始めてから約1年が経ち、現在はイタリア古典歌曲を5曲ほど習得しております。
酒井様: 今後の展望としては、引き続き介護業界を中心にM&A業務を続けていきたいと考えておりますが、長期的には介護業界以外の分野にも進出したいと考えております。
ただし、年間の成約件数がそれほど多くないため、慎重に準備を進めながら丁寧に取り組んでいきたいと思っております。
酒井様: 介護事業の売却や譲渡をお考えの方には、私自身が介護事業を経営してきた経験を活かし、親身になってサポートさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。