丸山 晶
東京都千代田区大手町 1-7-2 東京サンケイビル 27階丸山様: 新卒でドイツ証券株式会社に入社し、経理、財務を担当しておりました。金融庁などの規制機関に対し報告書を作成して提出する、数字を扱う業務を約3年間行いました。
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に移り、バリュエーション&モデリングというチームでM&Aの企業価値評価や、会計目的の無形資産の価値評価、減損テストのご支援などの案件に多く従事させていただきました。
外資系の証券会社に約1年半出向し、デットファイナンスと言われる太陽光のプロジェクトボンドの組成に関わるアレンジャー業務や、モデリング業務をさせていただきました。
AIラボラトリで内外部用の財務DDや、バリュエーション用のツールを作成させていただいたり、IRアドバイザリーと呼ばれる業務を立ち上げさせていただきました。そちらでは、主に上場企業様の時価総額と本源的価値をDCF法等のアプローチで分析し、乖離がある場合の要因を探り、乖離を解消するための実行支援を行っておりました。
PwCアドバイザリー合同会社に移り、同様の業務に加え、M&Aアドバイザリー業務も経験させて頂き、特にクロスボーダー案件を多く担当させていただきました。
その後、2023年の夏に弊社を設立させていただき、今に至ります。
丸山様: 社会人経験が浅い段階でUSCPAを持っておりました。どのような分野に活かすことができるのか、英語と数字を扱うという意味では、監査法人や経理などの分野で経験を積ませていただく必要があると思い、証券会社の経理で経験を積ませていただき、次のステップについて考えました。
経理業務を延長させていただき、その先に自分の求めているものがあるのかを考えたのですが、クライアント様とお話をさせていただき、数字を絡めた価値提供をさせていただきたい想いが強くなりました。
M&Aのバリュエーションとモデリングにおいて、業務上重複するスキルもあるため、M&A業界にキャリアチェンジをさせていただきました。
丸山様: 1人で会社を作り、株主として会社を大きくしていきたいと考えたためです。
大手企業様のM&A関連業務に携わらせていただくと、リレーションがある中での一員として参画させていただく為、お待ちしていると自然とお仕事のお話をいただきます。会社のリソースをフル活用し、自分の価値を大きくできていたため勝負ができていたものの、 今後は、個人として、いかにお客様に価値提供が出来るのか、ということに向き合いたいと思いました。自身で会社を立ち上げ、株主として様々な施策をさせていただく中で会社を大きくし、大手様が提供されているような価値提供を自分自身で行えるようになりたい、そのような想いで弊社を起業させていただきました。
丸山様: PwCアドバイザリー合同会社に在籍時、「パブリック・ サービス・ エナジー・ ユーティリティー(PSEU) 」というチームで、主にインフラ、不動産、エネルギー関連の売り案件を担当させていただいた為、そのような業界のディールは実績として多くございます。特にクロスボーダー案件、エネルギー関連のモデリングが絡んだバリュエーション、設備関係のM&Aのバリュエーション、PPAといわれる会計目的の評価、全体のアレンジも多く行いました。
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に在籍時は、「テクノロジー・メディア・テレコム」というチームで、大手IT企業様やメディア関連の会社様も担当させていただきました。独立後は、そういった業種でご紹介やお声がけをいただくことが多く、不動産関係の案件も担当させていただいております。
丸山様: 数字を扱う経験が多くございますので、数字周りでご不明な点がございましたらご相談をいただきたいです。特にバリュエーション関係の専門性は持たせていただいております。
その一方で、私はゼネラリストタイプであると思いますので、幅広い分野に関してもお問い合わせください。一般社団法人パートナーCFO協会に所属しており、戦略策定、PLCF改善、人事関係の採用戦略など、一定のトレーニングを受けてテンプレートを多く取り揃えておりますし、各分野の専門家の方との繋がりがあります。
私が解決できないことであっても、ネットワークを活用させていただき、信憑性のあるお答えをさせていただきます。お一人で抱え込まれずに、お気軽にご相談いただいた上で次のステップに進めさせていただきますので、ぜひご検討いただければ幸いです。
丸山様: "Taker"にならず、"Giver"になることです。
例えば、経営者様が営業のお電話を受けられた場合、その営業が会社の利益にどのような影響を与えるかを基準に判断されると思います。私も営業のお電話をよくいただくのですが、その中で本当に価値のある営業は多くはないと思います。
弊社が営業のお電話を差し上げる場合や、新しくご相談をいただく場合、いかにそのお客様に対して価値提供出来るかを考えております。利益が増えるのか、株式価値が高くなるのか、借入金を増やすのか、そのようなアプローチで弊社が関与することにより、企業価値が高まるのかを検討させていただきます。
ピンポイントでクライアント様が分からないことに対するお答えの提供をする際においても、常に価値提供できるかどうかの目線を忘れないで取り組むことを大切にしております。
丸山様: セルサイドのTOB案件があります。セルサイドでバリュエーションさせていただき、バイサイドのFAの方とやり取りをさせていただいたのですが、厳しい価格交渉があり、思うように交渉が進みませんでした。
私がサブマネージャーのような立場でご支援させていただいていたのですが、価格交渉の会議に出席される弁護士の先生から、「丸山さんが会議に出るなら安心ですね。」と仰っていただきました。そのようなことを言っていただけるのかと思い、心が動いたエピソードとして印象に残っています。
丸山様: 製菓会社様の案件が印象に残っております。
売却のご相談を受け、簡易的なバリュエーションをさせていただき、その上で次の後継者様を探している旨のご相談をいただきました。案件もうまく進み、最終的にファンド様にオーナー様がご満足される価格での売却が実現できました。
バリュエーションの提示や取引事例をお話して青写真を描いていただき、青写真に近い形での売却が叶いましたので、そのような形でのご支援も可能です。
丸山様: 休日は2人の子供と過ごしております。娘が習い事を始め、平日は公文式、休日はスイミング、体操に通っておりますので、習い事の送り迎えや遊び相手をすることが多いです。
テニスも趣味なのですが、子供が小さい時期にしかできないことなので、子供の世話を優先させていただいております。
丸山様: 向こう2、3年は現状の規模で行なっているM&A関連業務を大きくし、当社のリソースで売り案件、買い案件のソーシング、エグゼキューションができる体制を作りたいです。
一方で、当社のリソースだけで対応させていただくことは限られるので、同業他社様とのネットワークや、金融機関様、クライアント様とのリレーションも強化させていただきます。
また、 クライアント様の企業価値を高めるために、現在M&Aアドバイザリーをさせて頂いておりますが、今後コンサルティングファームのみを続けていく気持ちはございません。
株式価値を上げる、借入金を増やす、営業利益を上げる目的を達成するためには、弊社が直接投資、経営に参画し、ハンズオンでご支援をさせていただいた上でバリューアップする手法や、弊社自体の企業価値も高める必要がございます。
その結果、優秀な人材も集まりますし、資本も増強されますので、コンサルティングに加えてBSを使った業務や、投資業務、IT関係のツールを開発してBtoC、BtoBで売ることを始めたいと思っております。
ビジネスの性質上、コンサルティング、M&Aアドバイザリー業務は比較的利益が出やすく、今はその業務に注力しておりますが、いずれは自社の資本も増強しながら、BSを使った業務に進みたいと考えております。
丸山様: 2025年問題でも約125万社が、今後事業承継の問題に直面すると言われており、問題をお一人で抱えられている売り手オーナー様もいらっしゃると考えております。そのような方々に、見ず知らずの私がお電話やメールを差し上げることは、不安や疑問に感じられると思います。
売り手様とのネットワーク構築だけにとどまらず、売り手オーナー様にご懸念点があれば、パートナーCFO業務を通じた課題解決のご支援や、テンプレートのご提供、簡単な成果物をお作りさせていただき、リレーションを強化させていただきます。
その中で、結果的に会社を売却する等のお話をいただくことが、自然な売り案件の発掘につながると考えておりますので、無理な営業ではなく、売り手のオーナー様にご相談させていただきながら、価値提供をさせていただきたいと考えております。
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