- これまでのご経歴をお願いします。

木澤様: みずほ銀行に新卒で入社し、約4年間にわたり法人担当として銀行業務に従事しました。

ファイナンスや金融ソリューションを学んだ後、次のステップアップとしてM&A業界を目指し、株式会社日本M&Aセンターに入社しました。ここでは約4年間M&Aに携わり、十数件の成約をお手伝いさせていただきました。

その後、弊社の代表である栗原が、M&Aだけでなくお客様の成長戦略に資するビジネス展開を行う会社を立ち上げ、その思いに賛同して、私も株式会社NEWOLD CAPITALに入社しました。

- 得意な分野、業種・業界があれば教えていただけますでしょうか。

木澤様: 幅広い業種を担当してきたことが特徴だと思います。建設関係、製造関係、IT、商社などを含めて担当してきました。

その中でも特に建設業と製造業を担当することが多いため、建設と製造の領域については、実務の経験も含めて知見が豊富だと自負しております。

- 過去のご実績についてお聞かせください。また、成約件数についてもお答えいただける範囲で教えていただけますでしょうか。

木澤様: これまでに個人で主担当としてご支援した案件は20件を超えます。また、一部マネジメントの立場でも携わっておりますので、メンバーの案件も含めると、その倍ほどの案件をご支援させていただきました。

- アドバイザーとしてご自身の強みについて教えていただけますでしょうか。

木澤様: M&A業界に約6年在籍しており、成約についても豊富な経験を積んでおります。そのため、テクニカルな部分も含めて高い経験値を有していると自負しております。

また、私が最も大事にしているのはお客様とのコミュニケーションです。お客様が何を望んでいるのか、それをどう叶えるべきかをしっかりと対話しながら解決・成長に向けてサポートすることが、私の最大の強みだと考えております。

- ご自身のスキルやマインド面、M＆Aアドバイザーとしての強み、仕事に取り組む姿勢で大切にしていることがあれば教えていただけますでしょうか。

木澤様: お客様ファーストを大前提に考えております。

土日も関係なく、お客様からのお電話には最優先で対応していますが、それは決して苦ではなく、お客様が困っていることに迅速に対応したいという想いからです。

この姿勢が、お客様に対するプレゼンスだと考えており、仕事をする上で最も大切にしております。

- これまで携わられてきたM＆Aのディールの中で印象に残っている、あるいは象徴的なエピソードがあれば教えていただけますでしょうか。

木澤様: これまでに会社分割、段階譲渡、事業譲渡、株式交換、アーンアウトなど、さまざまなスキームを活用したご支援をさせていただきました。その中でも、特に印象に残っているのは株式交換というスキームを用いたディールです。

この案件では、買い手企業が上場企業であり、自社株を使って譲渡企業の株式を交換する手法を採用しました。日経平均株価が上昇する前に株式交換のスキームを活用したため、現在は譲受企業様の株価が上昇したことで、成約時よりも更に譲渡対価が増額している形になります。

経済合理性やお相手先様とのシナジーも良好で、このスキームを活用したことにより、現在も非常に満足しながら経営されていることは、直近の株式市場を考慮すると非常に印象的でした。

譲渡企業様は優良な企業であり、複数の買い手企業様から条件提示がありました。当初は買い手企業様の印象も含めて、譲渡企業様のオーナー様があまり前向きでない印象を持たれていましたが、今後の市場を見据えたテクニカルな提案が譲渡企業のオーナー様に深く響いた案件でした。

私は譲渡企業のオーナー様の担当として、仲介者としての客観的な視点でサポートを行い、良い結果を導くことができました。これからも能動的に提案を行い、引き続きご支援に努めていきたいと考えています。

- 他にも印象に残っているエピソードがあれば教えていただけますでしょうか？

木澤様: 必要なコミュニケーションだと思っておりますが、お客様との関係においては正面からぶつかるケースもあります。お互いが本気で取り組んでいるからこそ、時には激しい議論になることもあります。

譲渡オーナー様や買い手企業様にはそれぞれ様々な意見や考えがあり、それらを調整していくのが私たちアドバイザーの役割です。時には譲渡オーナー様が最初に述べたことと異なる意見を示すこともありますし、買い手企業様から過激な発言が出ることもあります。そのような場合でも、対話を重ね、両者の利益を考えながら進めることが重要だと考えています。

- お仕事以外のお話になるのですが、プライベートの趣味や好きなこと、休日の過ごし方についても教えていただけますでしょうか。

木澤様: サッカーが好きですが、この業界に入ってからは仕事に没頭しており、あまり趣味に時間を割けていません。

この仕事が本当に大好きで、成約を達成した際の喜びや、その後のフォローアップも含めて非常に楽しい仕事だと思っております。

現在は小さい子供がいるため、土日は家族との時間も大切にしています。

- ご自身のこと、会社について今後の展望を教えていただけますでしょうか。

木澤様:副部長として、直接お客様にお会いし、ご支援する機会を増やしております。これは会社の方針でもあり、私自身もその方針に従っています。さらに、チームメンバーの指導も行いながら、1〜2年後には部長となり、会社の成長に貢献していきたいと考えております。

また、会社の方針としてM&Aだけでなく、さまざまなビジネス展開を視野に入れております。そのため、私自身も新たなビジネス展開に携わっていきたいと考えています。M&A業界は多くの方々と関わる機会があるため、そうした方々との接点を大切にし、新しいビジネスを共に創り上げていきたいです。

- 最後に一言お願いします。

木澤様: 一人一人のお客様に対して真摯に対話する中で、単なる事業承継型の譲渡だけでなく、会社の成長を常に考えているオーナー様が多くいらっしゃると感じております。私としても、過去の経験や事例を踏まえた提案を行い、将来的にどうなりたいかという観点でご支援していければと考えております。

さまざまな情報提供も含めてご支援が可能ですので、ぜひお声がけいただければ幸いです。