磯村 崇

磯村 崇

株式会社コスモスコンサルティング

愛知県名古屋市中区栄1-12-5コスモス21ビル6階
  • 相談無料
  • 電話相談可

対応地域

  • 全国

料金体系

  • 移動総資産レーマン
  • 株価レーマン

「勇退」の実現を支援!M&Aと事業承継に情熱を注ぐM&Aアドバイザー

- これまでのご経歴をお願いします。

磯村様: 大学を卒業後、会計事務所で勤務し、M&Aの専門会社に転職しました。

その後、株式会社コスモスコンサルティングに入社し、現在に至っております。M&A業界には長年携わっており、約18年の経験を有しております。

株式会社コスモスコンサルティング 磯村 崇 氏

- 今まで携わってきた案件の数について教えていただけますでしょうか。

磯村様: これまでに約80件の案件に携わってまいりました。

- ご自身の強みについて教えていただけますでしょうか。

磯村様: 特定の業界に特化することなく、さまざまな業種の案件に取り組んでおりますが、「勇退」に関しては特にこだわりを持って取り組んでおります。

事業を引退される経営者様が、最後に皆様から祝福される形でM&Aや事業承継を実現できるよう、ご支援させていただいております。

- 仕事に取り組む姿勢で大切にしていることがあれば教えていただけますでしょうか。

磯村様: 私自身の強みとしてもお話しましたが、「勇退」を大切にしております。また、M&Aの業務の流れをより分かりやすくお伝えするために、漫画を制作いたしました。この作品は、集英社のグランドジャンプ漫画賞で佳作を受賞したものです。

M&Aの業務は、まさに一つのストーリーを紡いでいく仕事だと考えております。その視点を大切にしながら、オーナー様と膝を突き合わせてお話しし、今後の会社の成長をどのように実現するのか、それに適した相手企業とはどのような会社なのか、社長様の想いや将来の方向性を深く探ることに力を入れて取り組んでおります。

- 印象に残っているディールについて教えていただけますでしょうか。

磯村様: 制作した漫画をご覧いただいたお客様から、「実際に漫画のようなM&Aが可能なのか」というご依頼をいただきました。

案件が成約した後、お客様から「漫画のようなM&Aが実現できた」とのお言葉をいただいた際には、私自身が目指している「勇退」の実現を実感していただけたことに、大きな喜びを感じました。

- 漫画のようなM&Aとは具体的にどの様な案件だったのか、教えていただけますでしょうか。

私は「勇退」を大切に考えており、企業を譲渡されたいお客様からのご相談を想定して漫画を作成しておりました。しかし、実際には「このような会社が欲しい」という買い手企業様からのご依頼としてお話をいただきました。

現在、三社が競合する状況の中で、金額面では他社に劣るものの、「一緒に事業に取り組みたい」という強い想いをどのように伝えるべきか分からないというご相談を受け、そのサポートを依頼された内容でした。

競合相手はIT企業やオンラインショップを経営されている企業で、依頼をいただいた企業様はオンラインショップで販売されている商品の卸業を行っており、競合企業と同様の商品の取り扱いがありました。

通常であれば、譲渡金額が高い企業に売却されるのが一般的ですが、事業を立ち上げた方の経緯や想いまでは聞かないと分からないため、何らかの想いがあって事業を経営されていたのであれば、その部分が売主様に響く可能性があります。そのため、想いの部分を中心に話を進めることが有効かもしれないとお伝えしましたが、難しいかもしれないともお話しさせていただきました。

さらにお話を伺っていく中で、元々売主様の奥様が経営されていた事業で、奥様が体調を崩されたため、売主様ご自身が事業を引き継いで経営されていたことが分かりました。

しかし、売主様は奥様と違い、その事業に専門的な知識を持っていなかったため、事業を継続することが難しく、奥様の取り組みたかった事業を実現できる企業様に引き継いで欲しいという想いがございました。

そのため、私は売主様に対して、譲渡後に事業を辞めるのではなく、一緒に事業の経営を行いませんかと提案いたしました。この提案が売主様と奥様に響き、奥様は譲渡後に事業を辞めなければならないと思い込んでいらっしゃいましたが、実際にはそのようなことはないと理解いただけました。

同じオンラインショップ事業であれば、これまで大切にしてきたユーザーを重視するよりも、新しい商品を販売し、ユーザー数を拡大する方針を取ることも考えられます。しかし、それは売主様が望まれていることではありませんでした。売主様の取り組みを実現できる部分が、最終的な決め手となり、譲渡金額に差はあったものの、無事に成約に至りました。

最後の調印式の際には、奥様も同席され、「本当に素晴らしいご縁をいただきました」と感謝のお言葉をいただくとともに、自己紹介をさせていただいた際に制作した漫画をお渡ししていたため、「漫画のようなM&Aになりました」とのお言葉も頂戴いたしました。

買い手様から「漫画のようなM&Aがしたい」というご要望をいただき、それが売主様にも伝わり、感謝の言葉をいただけたことは、私にとって非常に印象深い出来事でした。このような形で実現できたことを嬉しく思い、今後もそのようなご縁を広げていきたいと強く感じました。

株式会社コスモスコンサルティング 磯村 崇 氏

- 趣味や休日の過ごし方についても教えていただけますでしょうか。

磯村様: 私自身、漫画を制作しているため、漫画を読むことが好きです。また、映画鑑賞や落語を聞くことにも興味を持っており、さらに身体を動かすことが好きで、休日には若いプレイヤーと共にバスケットボールを楽しんでおります。

加えて、子供がボーイスカウトに入隊しているため、先日も名古屋の祭りでボランティア活動に参加しました。今年は東京ディズニーリゾートからディズニーのキャラクターが山車と共にパレードを行い、多くの観客が道に入らないように警備をしたり、チラシ配りなどの活動も行いました。

普段は経営者様やオーナー様とのお付き合いが中心ですが、休日は若い世代と接することで、さまざまなパワーをいただきながら過ごしています。

- 今後の展望について教えていただけますでしょうか。

磯村様: 「勇退」という、勇ましく退く選択を、皆様に広めていきたいと考えております。

私の家族にも、同様に事業の継承や廃業に関する悩みがございました。祖父は豆腐屋を営んでおりましたが、祖父が倒れた際、父は勤めていた銀行を辞めてその事業を継承することとなりました。

当時、父はそれが当然のこととして豆腐屋を継ぎましたが、私が高校3年生の頃、周辺に大規模なスーパーが増加したことで経営が難しくなり、最終的に廃業を決断しました。廃業はやむを得ない選択ではありますが、もし事業を継続できる理由や可能性が少しでもあれば、それを引き継ぐ選択肢を模索してほしいと考えております。

後継者不在が原因での廃業だけでなく、その事業で働いている方々やそのサービス、商品を心待ちにしている多くの人々の存在を考えると、事業を次世代へと繋げる意義は非常に大きいと感じています。「事業は続いていくもの」という精神を大切にし、事業承継に取り組んでいただきたいと願っております。

事業承継やM&Aは、煩雑さや不安から先送りにされることが少なくありません。しかし、俯瞰的に物事を捉え、社会全体にとっての価値や利害関係者の視点から考えることで、進むべき方向性や取るべき手段が見えてくるはずです。

私は、そうした気づきのきっかけを提供し、最善の選択を支援するお手伝いをしていきたいと考えております。

- 最後に一言お願いします。

磯村様: 会社の売却については、身構えてしまうこともあるかと思いますが、引退前に自分がいなくても会社が円滑に運営できる仕組みを考えておくことで、引き継ぎの際の苦労を避けることができると考えます。

また、会社の価値を向上させることができ、さらに、自分の役割を担うことができる人材がいれば、スムーズに事業を引き継いでくれる可能性もございます。そのため、そのような体制を構築することは非常に重要であると考えます。

いきなり売却することは大きな決断であり、子供のように愛情を注いできた会社の売却は容易に決断できるものではありません。しかし、いつかはその決断を下さなければならない時が訪れることは確かです。

その時に備えて、自分がいなくても会社が円滑に運営できる仕組みを整えておけば、事業承継やM&Aはそれほど難しいことではないと考えています。そのため、その部分について伴走しながらご支援させていただきたいと考えております。

第三者への売却には身構えてしまうこともあるかと思いますが、私自身、M&Aに限らず親族内承継や社員承継のサポートも行ってまいりましたので、どうか気楽にお考えいただければと思います。

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