入江 和夫
埼玉県羽生市西4-5-3入江様: 学校卒業後、金融機関である銀行に入行いたしました。当時はバブル期に差し掛かっている時期であり、大変忙しい日々を送っておりました。成績は良好でしたが、28歳の時に体調を崩し、三日間生死をさまようほどの厳しい状況に陥ったことがございます。
この経験が大きな転機となり、二年後に銀行を退職いたしました。その後、1993年に独立し、地元で炭火焼肉のレストランを開業いたしました。同時に宅地建物取引業の免許を取得し、多店舗展開を目指して大規模な店舗の経営を行っておりました。
お客様からのご支持もあり、田舎でありながら驚くほどの売上を達成しておりましたが、経営においては売上だけが全てではなく、資金問題や人材に関する問題など、さまざまな課題を抱えることとなり、経営の相談先を探しました。
その中で、新宿にいる再生のパイオニア的な先生にご相談したことが、M&A業界に携わるきっかけとなりました。その後、2000年代初頭に現在でいう事業再生の分野に携わる方々からお誘いを受け、不動産業での経験を活かし、不動産処理など、業務の補足部分をお手伝いさせていただきました。その意味で、M&Aに近い業界には長く関わっております。
一人ですべてを1から10まで完結させることはできませんし、当時は大規模な案件が多かったのですが、近年では小規模M&Aという言葉が一般化し、盛んになってきました。これまでの経験を活かして、現在は小規模M&Aにおける支援をさせていただいております。
入江様: 不動産業界や建設業界には実務も含め長く関わってきたため、これらの分野が得意です。また、独立も飲食店の経営がスタートだったため、飲食業界にも知見があり、飲食関連のアドバイスも可能です。
さらに、さまざまな取り組みを行ってきた経験から、サービス業全般や新しい分野のビジネスについてもアドバイザーや支援を行っております。一番得意な分野は、不動産を中心にした領域から派生した部分です。
入江様: 昨年で独立してから30年が経ちますが、自身で小規模な会社を経営してきた実務経験が強みです。お金や人に関する悩みなど、多くの問題を経験してきたため、経営者様と同じ目線でお話しすることができます。
一緒になにが問題なのか、どうしたらいいのかと言うことを考えさせていただいて、その中の選択肢として今はM&Aがあります。
そのため、経営者様に寄り添ったご支援を心がけております。
入江様: 会社ごとにさまざまな事情を抱えておられますが、数字的な部分だけでなく、理念や想いの部分が非常に重要です。特に中小規模の企業様にとって、この点は大変重要です。
以前のM&A業界は何百億円、何十億円という大きな規模の案件が中心の業界でしたが、そのまま、規模の小さい会社に当てはめることは難しいと考えております。
特に規模の小さい会社の場合、株式の移転だけでなく、社長様のご家族の事情などさまざまな要素が関わってきます。これらの要素を総合的に考慮しないと、会社を売却後の経営に疑問や問題が生じるケースが多く見受けられます。そのため、その部分をどう汲み取れるかが重要です。
すべてが思い通りになることは少ないと思いますが、なるべく良い結果に導くためには、特に小規模の会社様については重要な点であると考え、心がけております。
入江様: 四年ほど前にM&Aに本格的に取り組み始めた初期のお客様で、私と同い年の社長様がいらっしゃいました。
その社長様は後継者問題に悩んでおり、当初は銀行のセミナーに参加してM&Aを検討されていましたが、提示された膨大な手数料や条件、さらには銀行主導の進め方に不安を感じ、M&Aを一時保留されていた状況でした。
ご紹介を通じて私のもとにご相談にいらっしゃり、事情をお伺いしたところ、「すぐではなく、二、三年後にM&Aができれば良い」とのお話をいただきました。そのため、銀行ほど手数料がかからない私が支援をさせていただくこととなりました。
社長様は二、三年後の長期的なスパンでM&Aを考えていらっしゃいましたが、インターネットのポータルサイトを活用したところ、すぐに複数の買い手候補が集まり、その中の非常に良い買い手様と出会い、約五ヶ月で成約に至りました。
買い手様にとっても良い形での成約に至ったため、非常に良いM&Aだったと感じております。また、M&Aに本格的に取り組み始めた初期の案件でもあり、特に印象に残っています。
入江様: 独立していることもあり、自由に休みを取れる環境にあります。学生時代にはスポーツに打ち込んでいたこともあり、最近は少し体を動かすことを意識するようにしています。コロナ禍前年には、25kgの減量にも成功しました。
また、ベストセラー作家の先生や出版業界の方々とのご縁があり、その方々から由緒などを教えていただきながら、神社仏閣の参拝や歴史的な場所を訪れることを楽しんでおります。先月も国学に造詣の深い先生からレクチャーを受けながら神社に参拝しに行きました。
歴史には昔から興味があり、参拝を目的として身体を動かして歩くことで、心身ともにリフレッシュできる時間だと感じております。
入江様: 私がM&Aを行っていることはまだ広く知られておらず、このようなインタビューの機会をいただけたことは、私の認知度を上げるために非常にありがたいです。また、ご相談がいただけるようになれば、私自身もありがたいですし、お客様にとっての何らかのきっかけになれば幸いと考えております。
選択肢としてM&Aだけが出口ではなく、小規模の会社様にとっては別の結果になることも考えられます。その意味でも、私の場合は総合的なご支援が可能だと思っています。
そのために認知度を上げ、悩んでいらっしゃる方々が相談できる機会があることを知っていただきたいですし、さまざまな事情を勘案しながらその上で良い方向に導けたら素晴らしいと思います。
少しでも、良い結果に導き、やって良かったと思える仕事をしていければと願っております。
入江様: M&Aには守秘義務が存在しますが、小規模の会社様の場合、一概にそればかりではない場合もあります。
ご家族の中での話し合いは難しいことが多いため、第三者として話し合いの場を設けて支援させていただいています。いきなりM&Aの選択肢を選ぶよりも、まずはこれから自分の会社をどうしていくのか、ご家族がどのように考えているのかをしっかり話し合っていただくことが重要です。その中から次の答えが見つかることもあります。
話し合いの結果M&Aを選択された場合、私一人では対応できないこともありますが、私の周りには税理士の先生や弁護士の先生といった経験のある専門家の方々がおります。
M&A自体が最近動き出した事業であるため、経験のある方が少ないのは当然ですが、そのような方々に相談すると、税金など誤った金銭的な問題が生じるケースが実際にあります。そのため、本当に理解のある方に相談することが重要だと考えております。
その意味では、M&Aプロのサイトで厳選された方々は、本当にM&Aに理解のある方々であると思います。そのような方々にご相談いただき、話を進めることが最も良いと思います。
9:00~18:00
他のお時間はメールにてご対応いたします。